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医療事務を「辞めたい」時はどうすればいいの?退職理由や転職時の注意点を解説!

医療事務を「辞めたい」時はどうすればいいの?退職理由や転職時の注意点を解説!

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医療事務の仕事を「辞めたいな」と思っている人の中には、辞めるかどうかの判断基準や、退職や転職の進め方について悩んでいる人も多いでしょう。

本記事では、医療事務を「辞めたい」と感じている人に向けて、辞める判断の基準や転職の流れをまとめます。転職の過程で気をつけるべき点についても詳しく解説していきます。

医療事務を退職するまでの道のりをイメージし、滞りなく新しい仕事への転職を進めましょう。ぜひ最後までお読みください。

医療事務を「辞めたい」と思う5つの理由は?

医療事務として働いている人は、どのような理由で「辞めたい」と感じるのでしょうか。

主な理由は下記の5つです。

  • 多忙で残業も多くプライベートの時間がない
  • 職場の人間関係がしんどい
  • 覚えることが多すぎて辛い
  • 給料が業務量に見合ってない
  • 医療現場のプレッシャーに耐えられない

それでは、1つずつ解説していきます。

①多忙で残業も多くプライベートの時間がない

医療事務を「辞めたい」と思う理由の1つに、残業量の多さや多忙であることが挙げられます。

医療事務というと、一般的には受付や会計、電話対応などの業務がイメージされがちです。しかし、実際の仕事はそれだけではなく、多岐に渡ります。「国民健康保険団体連合会」や「社会保険診療報酬支払基金」など健康保険の保険者に診療報酬を請求するレセプト業務や、患者さんの入院手続きやカルテの代行入力を行うクラーク業務といった仕事も、業務の一環として行います。さらに、院内の清掃を医療事務スタッフが担うクリニックも少なくありません。

こうした多忙な状況により、残業が増え、自分の時間が持ちづらくなることから、医療事務を辞める人が一定数いるのです。

②職場の人間関係がしんどい

人間関係の悩みも、医療事務を「辞めたい」と思う理由の1つです。医療事務に限った話ではありませんが、人間関係が辛くて仕事を辞める人はやはり多くいます。

特に医療事務の仕事では、医師や看護師などさまざまな医療関係職種の人とのコミュニケーションが欠かせません。関わる人たちの年代や性別もバラバラなため、どんな人とも良好な関係を築く難しさがあります。チームとして多くのスタッフと連携する職場や、反対に狭い空間の中で同じ人たちとばかり関わらなければならない職場など、環境もクリニックによってさまざまです。

このような職場内の人間関係に苦しさを感じることが、多くの医療事務スタッフが辞める理由となっています。

③覚えることが多すぎて辛い

大量の業務を覚えることが辛くて医療事務を「辞めたい」と思うケースもあります。

医療事務は、業務が多岐にわたるため、覚えなければならないことも多い仕事です。資格や経験がなくても採用はしてもらえますが、入ってから多くの医療用語や専門知識について学んでいくことになります。基本的な知識を学びながら業務を覚えていくのは、とても大変なことでしょう。

また、2年に1度の診療報酬改定などに伴い、覚えることは常に更新されていきます。こうした変化に柔軟に対応していくことが苦手な人にとっては、「辞めたい」という気持ちになってしまいがちです。

このように、日々覚えることが多すぎる点が、医療事務を辞める理由になっています。

④給料が業務量に見合ってない

医療事務を「辞めたい」と思う人の中には、給与を理由に上げる人もいます。

前述のとおり、医療事務は残業が多くなりがちです。日々さまざまな業務に追われ、ゆったりと働けるクリニックは多くありません。しかし、一般的に給与水準は低く、業務に見合っていないと感じる人もいるでしょう。

具体的に、医療事務の平均的な年収は、250万〜350万円程度と言われています。実際は地域や勤務先によって差がありますが、いずれにしても高いとは言い難い状況です。大変な業務をこなしているのに十分な給与がもらえないと、当然納得できず、「辞めたい」と考える人は増えてしまいます。

業務量に見合わない給与水準が、医療事務を辞める理由になっているのです。

⑤医療現場のプレッシャーに耐えられない

医療事務を「辞めたい」と思う人の中には、医療現場ならではのプレッシャーに悩む人もいます。

医療事務は、患者さんの個人情報を多く取り扱います。情報の誤入力や取り違えなどちょっとしたミスも許されず、気を張って業務にあたらなければなりません。患者さんの処置に直接的に関わることはなくとも、プレッシャーを感じる場面は多くあります。

医療現場で働く際は、どんな仕事であっても、小さなミスが大きな医療事故に繋がりかねないという緊張感が必要です。患者さんの情報を大切に扱う、適切に医師や看護師と連携するといった当たり前のことを、徹底して行うことが求められます。

こうしたプレッシャーに耐えきれず、医療事務を辞める人も一定数いるのです。

本当に医療事務を辞めるべきかを見極めるポイント

医療事務を「辞めたい」と思いつつ、本当に辞めるべきか迷っている人もいることでしょう。

医療事務を辞めるべきか見極める主なポイントは、下記の3点です。

  • 今後のキャリアプランは明確化どうか
  • 「辞めたい」理由が退職でしか解決できないものか
  • 今の職場にポジティブに感じる部分はないか

それでは、解説していきます。

今後のキャリアプランは明確かどうか

医療事務を「辞めたい」と思った時に考えてほしい1つ目のポイントは、今後のキャリアプランが明確になっているかどうかです。

仕事で辛いことが続くと、誰もが「今すぐに辞めたい」という気持ちを抱いてしまいます。しかし、衝動的に辞めるのではなく、一度立ち止まってその後の人生に目を向けてみることが大切です。

無計画に仕事を辞めてしまうと、その後の生活に困るだけでなく、焦って次の職場を選ぶことになってしまいます。焦って転職した結果、自分に合わない仕事でさらに苦しい思いをしてしまっては、元も子もありません。

焦らず、人生設計が明確になってから転職を考えましょう。

「辞めたい」理由が退職でしか解決できないものか

医療事務を「辞めたい」と思った時に考えてほしいポイントの2つ目は、悩みの原因が、退職でしか解決できないものかどうかです。

例えば、辞めたい理由が「なかなか仕事を覚えられない」といったものであれば、経験を重ねることで解決できる可能性も考えられます。

しかし「給与が著しく低い」「過重労働が慢性化している」といった悩みの場合、自分の力では現状を変えることができません。このような場合は、辞める選択が適切と言えます。

今の悩みが退職でしか解決できないものかを考え、辞めるかどうかを見極めるようにしましょう。

今の職場にポジティブに感じる部分はないか

医療事務を「辞めたい」と思った時に考えてほしいポイントの3つ目は、今の職場に良い部分はないかどうかです。

辛いことが重なり「辞めたい」と感じていても、やりがいや人間関係など何かしらの面で、今の職場に前向きな気持ちをもっている場合もあります。こうしたポジティブな気持ちが、「辞めたい」理由を上回ることはないか、じっくり考えて見極めることが大切です。

職場の人間関係や労働環境に不満があるけれど、仕事にはやりがいを感じているのなら、医療事務職を辞めるのではなく、より良い環境の職場に転職することを考えてみましょう。

医療事務を「辞める」と決めてからの流れは?

医療事務を「辞めたい」と思い、実際に「辞める」と決めたら、いよいよ転職活動です。ここからは、転職の流れや注意点をまとめます。

大まかな流れは、下記のとおりです。

  • 転職活動をいつ始めるかを決める
  • 転職先を探す
  • 退職理由をまとめる
  • 1~2ヶ月前までには退職の意思を伝える
  • 業務の引継ぎをしっかり完了する

それでは、詳しく解説します。

転職活動をいつ始めるかを決める

医療事務を「辞める」と決めたら、転職活動を始める時期を決めます。まずは在職中から始めるか、退職してから始めるかを考えましょう。

転職活動は、時期によってもおすすめがあります。「より効率的に転職活動を進めたい」という人は、求人が増える2〜3月や8〜9月が狙い目です。

経済的な面から考えると、6〜7月や12〜1月もおすすめと言えます。多くの職場では、この時期に賞与がもらえるはずです。このタイミングで転職活動を始めると、最後の賞与を確実に受け取れるというメリットがあります。

これらのことを踏まえ、自分に合った転職開始時期を選択しましょう。

在職中に転職活動を行う場合

在職中に転職活動を行う場合は、賞与を踏まえた時期に動き出すのがおすすめです。

医療事務を「辞めたい」と思ったら、次の賞与を受け取れるタイミングで転職の目標時期を定め、そこから逆算して動き出す時期を決めましょう。

在職中に転職活動を行うと、賞与が受け取れるだけでなく、離職期間が生じない、焦らず転職活動を進められるといったメリットもあります。一方で、転職準備や面接が重なり、タイトな日々を送ることになる覚悟が必要です。

「忙しくても離職期間を作りたくない」という人は、賞与の時期を意識しつつ、在職中に転職活動を始めるのが良いでしょう。

退職後に転職活動を行う場合

医療事務を退職後に転職活動を行う場合は、収入が途絶える期間を短くするためにも、なるべく早く動き出すのがおすすめです。特に2〜3月や8〜9月は、前述のとおり求人が増える時期のため、狙い目と言えます。

退職後に転職活動を行うメリットは、企業分析や書類準備を焦らず行えることや、日程を柔軟に対応できることです。時間にゆとりをもって転職活動を進められます。一方で、収入が得られない期間ができてしまうのは大きな懸念点です。経済的な面で焦りや不安を感じやすくなります。

焦らずじっくり次の職場を決めたい人は、退職してから転職活動を始めましょう。

転職先を探す

退職の時期や転職活動を始める時期を決めたら、次は新しい勤務先を探します。

ここでの大きな選択は、これまでと同じ医療事務の仕事をするか、医療事務以外の職種に転職するかです。どちらの道にも、選ぶメリット・デメリットがあります。

主なメリット・デメリットは、下記のとおりです。

メリットデメリット
医療事務への転職組織として安定している慣れた仕事である業務量が多い
医療事務以外への転職自分の可能性を広げられる自分に合うかわからない

それでは、それぞれについて詳しく解説します。メリット・デメリットを踏まえ、自分に合った道を選択しましょう。

同じ医療事務で転職先を探す場合

これまでと同じく、病院の医療事務に転職するメリットとしては、組織としての安定感がある点と、慣れた仕事でスムーズに業務を始められる点が挙げられます。

病院は、さまざまな医療スタッフが働く規模の大きな組織です。基本的にしっかりとした勤務体制が整っています。これまでの医療事務としての経験も活かせるため、新しい環境でもスムーズに業務に馴染めるでしょう。

一方、デメリットは、業務量が多い点です。ゆったりと働きたい人には不向きと言えます。前の職場で、過度な負担を感じずに業務量をこなせていた人は、同じ医療事務で仕事を探すと良いでしょう。

医療事務以外の職種で転職先を探す場合

医療事務以外の職種に転職するメリットは、これまでに培った経験を活かしつつ、さらに自分の可能性を広げられることです。

例えば、介護施設の事務職に転職すれば、レセプト業務や利用者さん対応など、医療事務で得た知識やスキルを活かして働けます。福祉業界ならではの新しい学びを得ることができるでしょう。

反面、新しい職種への転職は、大きな挑戦でもあります。自分に合うかどうかはやってみるまで分かりません。

「新しい職種に挑戦して、自分の可能性を広げたい」という人は、医療事務以外の職種で転職先を探してみると良いでしょう。

退職理由をまとめる

新たな勤務先の求人を探し始めたら、同時に退職理由をまとめる作業も行います。

退職理由は、転職の面接で必ずと言っていいほど聞かれる内容です。なぜ医療事務を「辞めたい」と思ったのかを、簡潔かつ前向きな言葉でまとめます。

退職理由を考える時は、言葉選びに特に注意が必要です。例えば、職場の人間関係が悪くて退職を決めた場合「上司が嫌だったからです」などと正直に答えてしまうと、「対人スキルに問題がある人なのではないか」と受け取られかねません。

退職理由は、ポジティブな表現でまとめるよう心がけましょう。

【出社が困難な場合】退職代行サービスを利用する

退職までの手続きや引き継ぎは、最後まで責任をもって行うのがベストですが、パワハラや心身の病など、出社が困難なケースもあるでしょう。そんな時は、退職代行サービスを利用するという方法があります。

退職代行サービスは、退職希望者に代わって退職手続きを行ってくれるサービスです。企業との仲介を行ってくれます。利用料が必要ですが、どうしても出社が困難な場合は退職代行サービスを利用し、穏便に手続きを終えるのがおすすめです。

1~2ヶ月前までには退職の意思を伝える

法律的には、退職希望日の2週間前までに意向を伝えれば良いことになっていますが、実際は1〜2ヶ月前には伝えるのがマナーです。

医療事務に限らず、仕事を辞めると、必ず誰かが代わりにその穴埋めをすることになります。新たに採用募集をかける必要があるかもしれません。そのため、職場側としては、退職の意思は少しでも早めに伝えておいてほしいものです。

すっきりとした気持ちで退職するためにも、退職したい時期の1〜2ヶ月前には、伝えるようにしましょう。

業務の引継ぎをしっかり完了する

医療事務を「辞めたい」と職場に伝えたら、業務の引継ぎが始まります。抜け目のないよう、最後まで責任をもって引継ぎを完了させましょう。

引継ぎに漏れがあると、退職後、残った人たちに迷惑がかかってしまいます。引継ぎをするスタッフが決まっている場合には、早めに計画を立て、ていねいに仕事を伝えましょう。

後任スタッフがまだ採用されていない場合は、直接の引継ぎができません。読んだだけでわかるように、詳しく資料にまとめておくことが大切です。

美容医療への転職にはメディビューがおすすめ!

医療事務の仕事にはやりがいを感じるけれど、今の職場を「辞めたい」と思っている方へのおすすめとして、美容医療クリニックの事務という選択肢があります。

美容医療クリニックの事務は、美容の専門的な環境に身を置けるため、おしゃれや美容が好きな方にぴったりでしょう。

メディビューは、美容医療専門の転職サイトです。当サービスでは、看護師のほか、医師や管理栄養士など優れた知識・技術を持つ方と、美容クリニックとのマッチングを行います。

美容クリニックでの人事経験者が、あなたの強みを生かした転職を実現できるよう、全面的にサポートいたします。

美容の趣味を活かしながら医療事務として働きたい方は、ぜひ会員登録をしてみてください。

まとめ

医療事務を「辞めたい」と感じる理由は、多岐にわたる業務や人間関係など、人によってさまざまです。「本当にやめるべきか」をじっくり考え、今後の人生を考えるようにしましょう。

転職を決意したら、いくつかのサイトに登録し、転職活動を進めます。医療事務職のまま職場だけ変えたい場合は、医療業界に強いサイトを使うのがおすすめです。

メディビューでは、未経験者から経験豊富な看護師まで、さまざまな美容クリニックの求人を掲載し、双方が納得できる条件で転職・採用活動を進められるようマッチングを行っています。ご興味がある方は、ぜひ会員登録をしてみてください。

記事の監修者

顔写真

松村 康平

代表取締役

ベンチャー企業、スタートアップ企業に入社し、事業立ち上げからの収益化、
人事採用まで幅広く経験。2020年にスペーム株式会社を設立。
実体験に基づき、自分を成長させるのは失敗を恐れずチャレンジすることだと考えております。
あなたが持つ「将来どう在りたいか」の志や夢のために
ご自身の成長の追求に当社のキャリアアドバイザーが自信を持って転職できる支援を行います。

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