
医師のワークライフバランスの現実!診療科による違いや働き方の改善策を解説!
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医師としてのキャリアを重ねていく中でワークライフバランスを保つことはとても大切な要素です。
一般的に高給とされる医師ですが、その一方で激務により休息やプライベートの時間が確保できず、次第に医師という仕事に対して不満が募っていくケースは珍しくありません。
今回は医師のワークライフバランスの実態や、ワークライフバランスを保つ方法を紹介していきます。
今回の記事を参考に、ワークライフバランスの見直し・改善を目指してみてはどうでしょう。
医師のワークライフバランスの現実とは?

医師としてのキャリアにおいて、ワークライフバランスの実現は非常に困難です。
長時間労働が常態化し、休日出勤も少なくありません。特に緊急を要する医療現場では、患者さんの命を救うため、自分の時間を犠牲にすることが求められます。
しかし、個人の健康や家族との時間を大切にすることも重要であり、このバランスをどのように取るかが医師にとっては大きな課題となっています。
ワークライフバランスの概要
ワークライフバランスとは、仕事とプライベートの時間を適切にバランス良く確保し、仕事と生活の調和を実現させることを指します。
仕事に費やす時間・労力と趣味や家族に費やす時間・エネルギーのバランスを保つ事で満足感や充実感を得ることを目指す考えです。
仕事は金銭面で生活を支え、趣味や家族との時間は精神面で生活を支える要素になります。その両方が充実し循環するような環境が必要とされています。
医師のワークライフバランス
実際、多くの医師が長時間労働に悩まされています。
医師の場合、極端な忙しさからプライベートが犠牲になりがちですが、精神的、身体的健康を保つためにはワークライフバランスを見直すことが必要です。
さまざまな改革が模索されている中で、どのように効果的に時間を管理し、質の高い医療を提供しつつ自分や家族との時間を大切にするかが鍵となります。
この問題は個人での解決は難しく、病院・医療業界全体で解決に動く必要があります。
男女による差
男女によるワークライフバランスについての差を紹介します。
女性医師は出産や育児との両立の問題に直面することが多く、それがキャリアに影響を与えることもあります。
男性医師に比べてキャリアアップの機会が限られることもあり、ワークライフバランスの取り方にも性差が見られます。
医師の労働環境の課題

医師の労働環境は多くの課題を抱えています。
長時間労働や休日出勤は日常茶飯事であり、これがストレスや疲労の蓄積につながっています。
労働環境の改善は医師自身の健康を守るだけでなく、患者への質の高い医療を提供するためにも必要不可欠です。
平均勤務時間
医師の平均勤務時間は他の職業と比較しても長く、週に50時間以上勤務することは珍しくありません。
男性と女性で平均勤務時間に差があり、それぞれの勤務時間は以下の通りです。
男性:約57時間30分
女性:約52時間10分
また、週60時間以上働いている医師も一定数存在します。
男性:約40%
女性:約25%
一般的な企業の平均労働時間が約39時間25分と言われているため、医師の労働時間は大幅に長い事がわかります。
この長時間労働が、プライベートの時間を大幅に削減しており、ワークライフバランスの崩れに直結しています。
不規則な生活リズム
医師の勤務は夜間や休日を問わず、緊急の呼び出しに応じる必要があります。
1日のスケジュールは臨床医や研究医、当直医か研修医、そして勤務医であるかなど職責により異なる部分ではありますが、生活リズムが不規則という点は共通しています。
不規則な生活リズムは、身体のリズムを崩しやすく、睡眠不足や健康問題を引き起こす原因となっていることに加えて、自分の時間や家族との時間の確保が難しい要因となっています。
オンコール
上記で説明した不規則な生活リズムとなる要因の一つがオンコールです。
オンコールとは勤務時間以外の緊急対応です。オンコールは医師にとって大きな負担となります。
勤務時間以外の対応という事で、飲酒を控える、◯分以内に病院に到着できる場所にいる必要があるなど色々と制限を設けてる医療機関もあります。
自宅で休んでいても、緊急の呼び出しでいつでも病院に駆けつけなければならない状況は、精神的にも肉体的にも大きなストレスとなります。
医師がワークライフバランスを見直すきっかけ

医師がワークライフバランスを見直すきっかけとしては、人生の大きなイベントが挙げられます。
結婚や子供の誕生、自身の健康問題など、私生活の変化は仕事への取り組み方を見直す良い機会となります。
結婚
結婚を機に、家庭にもっと時間を割くようになる医師は少なくありません。
医師の仕事の特性上、ワークスタイルが一般の労働者と異なります。そのため、結婚を機に転職や勤務形態の変更を検討するケースもあります。
しかし、そういった選択は自身のキャリアに大きな影響を与える可能性もあります。
出産
子どもの誕生は、医師の生活にも大きな変化をもたらします。特に女性医師の場合は、出産・育児はワークライフバランスを図る上で重要なポイントです。
育児休暇の取得率を見てみると全国平均が約83%なのに対して女性医師は約59%と、全国平均よりも約24%少ない数字となっています。
育児との両立を考えることで、仕事のペースを調整し、家庭とのバランスを重視するようになります。
体調の変化
自身の健康問題が原因で、仕事量を見直す医師もいます。
不規則な生活リズムに加え、オンコールがありしっかりとした休息が取れず体調を崩してしまうといったケースは少なくありません。
健康を維持するためには、適度な仕事量と休息が必要であり、無理をせずに働くことが求められます。
ワークライフバランスの見直しポイント

医師としてのキャリアにおいて、ワークライフバランスを見直すことは非常に重要です。
仕事とプライベートのバランスを保つことは、医師自身の健康と幸福に直接的な影響を与えるため、その見直しポイントを具体的に探ります。
自身が大切とすること
個々の価値観に基づいて、何を最優先にするかを明確にすることが求められます。
例えば、家族との時間を重視するか、キャリアの発展に重きを置くか等、自分にとって重要なものを明確に定めることが、バランスを取るための第一歩となります。
現状の負担
現在の仕事の具体的に分析し、負担となっている事を特定することが重要です。
長時間労働、過度のストレス、不規則な勤務など、現在の働き方のどの部分が問題となっているのかを評価し、改善策を検討します。
ワークライフバランスに影響を与える診療科の特徴

医師のワークライフバランスは診療科によって大きく異なります。
そのため、診療科の選択が職業生活において重要な要素となります。
比較的忙しくない診療科の特徴
一部の診療科は比較的勤務時間が短く、緊急対応が少ないことから、ワークライフバランスを保ちやすいとされています。
これには皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、病理診断科などが含まれます。
比較的忙しくない診療科
ここからは比較的忙しくない診療科を紹介していきます。
皮膚科
皮膚科は予定通りに業務が進むことが多く、緊急の手術が少ないため、比較的予測可能な勤務パターンを持っています。
皮膚科の診察や処置は他の診療科と比べて比較的時間がかからないこと傾向にあるのも比較的忙しくない要因です。
眼科
眼科は外来中心の診療が主であり、夜間や休日の緊急対応が少ないため、比較的忙しくない科とされます。また、眼科の手術は他の科と比べ短時間で終わるものが多いため、労働時間が比較的短い傾向にあります。
耳鼻咽喉科
手術の割合が比較的少なく、予定された手術が主であり、手術が必要な際も、比較的短時間で手術が終わるためこともあるため、他の外科系診療科と比べ勤務時間が短くなりがちです。
救急患者も少ない傾向にあり、夜間や当直の勤務が他の診療科よりも少ない傾向にあります。
病理診断科
病理診断科では直接患者さんと向き合うことが少なく、研究室での作業が中心となるため、比較的落ち着いた環境で勤務できます。
基本的にはデスクワークが中心となるため、体力的な負担も少ないです。
しかし、病理診断医は医師の中で割合が最も低いため、病院によっては一人あたりの負担が大きくなる可能性があります。
比較的忙しい診療科
続いては比較的忙しい診療科を紹介していきます。
救急科
救急科は24時間体制で対応することが多く、夜間や休日も勤務することが一般的です。そのため、非常に忙しく予測不可能な時間に仕事が発生します。
24時間365日稼働しているため、多忙な診療科の一つです。
外科
外科は緊急手術が多く、手術の準備やフォローアップのために長時間の勤務が求められることが多いです。急患の患者対応により、休日でも勤務を要するケースも少なくないため、労働時間が長くなる傾向にあります。
産婦人科
産婦人科は出産が主な業務であり、出産のタイミングは予測が困難です。
そのため、深夜や早朝に急な呼び出しがあることも少なくありません。忙しさに加えて、産婦人科は医療訴訟に発展しやすい診療科でもあり、精神的なストレスも生じやすい診療科といえます。
脳神経外科
脳神経外科では、緊急の手術が必要な場合が多く、特に事故や急患に対する対応が求められるため、予測不能な勤務が続くことがあります。
また、外科の中でも脳神経外科は高度な技術が求められ、治療期間が長期に渡ることもあり、負担の大きい診療科の一つとされています。
医師がワークライフバランスを保つ方法

医師が自身のワークライフバランスを保つためには、具体的な戦略が必要です。以下にその方法を詳しく探ります。
職場や上司へ働きかける
勤務条件の改善や勤務時間の調整を上司や人事部に働きかけることで、ワークライフバランスの改善が期待できます。
個人での解決が難しいため、積極的に自分の希望を伝え、理解を求めることが大切です。
別の科へ転科する
ワークライフバランスを重視する場合、負担の少ない診療科への転科を考えることも一つの手段です。
転科には多大な努力と時間が必要ですが、長期的に見て自身の生活の質を向上させることができます。
独立し開業する
自分自身のクリニックを開業することによって、勤務時間や休日を自由に設定することが可能になります。
開業にはリスクもあり、医師としての技術やスキル、知識以外にも経営者としてのスキルなどが求められるため、事前の準備が大切になります。
転職する
現在の職場でワークライフバランスの改善が難しいと感じる場合は、転職を検討することも有効です。
転職によって、より自分に合った職場環境を選ぶことができます。
医師からの転職を検討する際のポイント

最後に医師が転職を検討する際に重要なポイントをいくつか紹介します。
医療専門の転職エージェントの活用
医療分野に特化した転職エージェントを活用することで、専門的なアドバイスやサポートを受けることができます。
これにより、転職活動がスムーズに進むことが期待できます。
医療業界以外の職業の転職
医師の資格を活かしつつ、医療業界以外でのキャリアを築くことも可能です。
新たな分野での経験は、個人の視野を広げるだけでなく、新たなやりがいを見出す機会となり得ます。
まとめ
今回、医師のワークライフバランスの現状や労働環境の課題、そしてワークライフバランスの見直しのポイントなどを解説してきました。
この記事で紹介したポイントを参考に、医師が自身のワークライフバランスを見直し、より良い職業生活を送るための参考にしていただければ幸いです。
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記事の監修者

松村 康平
代表取締役
ベンチャー企業、スタートアップ企業に入社し、事業立ち上げからの収益化、
人事採用まで幅広く経験。2020年にスペーム株式会社を設立。
実体験に基づき、自分を成長させるのは失敗を恐れずチャレンジすることだと考えております。
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