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外科の種類や仕事内容は?それぞれの特徴や内科との違いを解説!

外科の種類や仕事内容は?それぞれの特徴や内科との違いを解説!

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外科と聞くと手術のイメージがある方も多いかと思いますが、一言に外科と言ってもその種類は様々で、各科ににより内容は変わってきます。

今回の記事では外科の種類をその内容、そして内科との違いなどを解説していきます。

また、これから外科を目指そうとお考えの方のために、外科になるためのプロセスやメリット・デメリットも紹介していますので、是非参考にしてください。

外科医とは

外科医は病気や怪我に対して手術を行う医師です。外科医は多岐にわたる専門分野に分かれ、それぞれ異なる種類の手術を専門としています。外科の手術は非常に多様であり、脳の手術から心臓、さらには腹部の手術まで幅広い範囲をカバーしています。

外科医は高度な技術と専門知識を要求される職業であり、常に最新の医療技術を学び続ける必要があります。また、外科医の種類は多岐に渡りますが大きく、一般外科と専門分科に分かれます。

まずは、一般外科と専門分科について、外科医の仕事内容などを解説していきます。

一般外科と専門分科

一般外科医は、腹部の手術、肛門疾患の治療、ヘルニアの修復など、多岐にわたる手術を行います。

一方、専門分科の外科医は、より高度な知識と技術を要する特定の領域を専門としています。たとえば、心臓血管外科医は心臓病の治療に関する手術を専門とし、脳神経外科医は脳や神経系の病気に対する手術を行います。

外科医の仕事内容は?

外科医の仕事内容には診断、手術、術後のフォローアップが含まれます。

また、緊急時の対応も重要な役割です。外科医は患者の診断を行い、必要に応じて手術を実施します。手術には、切除、修復、移植など様々な種類があり、患者の状態に最適な方法を選択します。

手術後は患者の回復を支援し、適切なケアを提供することで再発または合併症のリスクを最小限に抑えます。さらに、外科医は教育的な役割も担い、医学生や研修医に対する指導も行います。

外科の種類

外科には多くの種類があり、それぞれが独自の技術と知識を要します。これらの専門分野は、患者さんに最適な治療を提供するために重要です。

ここからは、外科の主な診療科目についてそれぞれ解説していきます。

一般外科

一般外科は最も広範な分野であり、腹部の手術を主に行います。

手術内容には胃腸の手術、肝臓、膵臓、胆のうの手術などが含まれます。また、急性虫垂炎やヘルニアの修復といった一般的な手術も行います。

一般外科医は広範な知識を持っており、多くの病院で基本的な手術を提供することができます。

小児外科

 小児外科は0歳から16歳未満の小児患者に対して手術を行う専門分野です。

これには先天性異常の修正、小児がんの治療、外傷の治療などが含まれます。小児外科医は子供たちが直面する特有の医療問題に対処するための特別な訓練を受けています。

脳神経外科

脳や神経系統の疾患に対する手術を専門とします。

脳神経外科医が担当する中で多いのは脳梗塞などの脳卒中や脳腫瘍の摘出、くも膜下出血や脳出血と言った脳疾患のある患者さんになります。

脳神経外科医は、高度に精密な手術技術を要するため、専門的な訓練と高度な技術が必要です。

胸部外科

胸部外科は心臓や肺など、胸部の臓器に対する手術を行います。

胸部外科は以下の3つに分かれています。

・心臓血管外科
・呼吸器外科
・食道外科

心臓血管外科は心臓や血管の疾患、呼吸器外科は肺や気管、食道外科は胃がんや食道がんなどの食道の疾患をそれぞれ扱います。

消化器外科

消化器外科は食道、胃、小腸、大腸、直腸など消化器系の疾患を扱います。

悪性疾患である大腸がんや胃がん、食道がんの手術から良性疾患である胆石症、鼠径ヘルニアの診察を担当します。

泌尿器科外科

泌尿器科外科は腎臓や膀胱などの泌尿器系の疾患に対する手術を行います。

これには、前立腺の手術、膀胱がんの治療、腎臓移植などが含まれます。泌尿器科外科医は、泌尿器系の疾患を専門とし、関連する手術を行います。

口腔外科

口腔外科は口内、顎や顔面の手術を専門とする分野です。歯や舌などの口腔内から、唇などの表面上に加えて顎の骨や関節などの疾患も対応します。

口腔外科医は顔面の複雑な構造を理解し、機能的および美容的な問題の治療を行います。

整形外科

整形外科は骨や関節、筋肉などの運動器系の手術を行います。整形外科医は、運動器系の疾患を治療し、患者の機能を改善させるための手術を行います。

基本的に外科が指す範囲は腹部や胸部の疾患のため、一般的な外科とは根本的には異なる診療科です。

形成外科

形成外科は外見の修復や機能の改善を目的とした手術を専門とします。火傷の治療、先天性異常の修正、乳房再建などがあります。

形成外科医は、患者の外見と機能の両方を改善するための手術を行います。

美容外科

美容外科は形成外科の一分野にあたります。外見の美化を目的とした手術を行います。これには脂肪吸引、顔のリフトアップ、乳房増大などが含まれます。

美容外科医は、患者の外見を改善するための手術を専門としています。美容手術は、医療的な必要からではなく、患者の希望によって行われることが多いです。

外科と内科の違い

外科と内科は治療のアプローチが大きく異なります。外科は手術による物理的な治療を、内科は薬物治療や生活指導を主に行います。

外科は主に手術を中心とした治療を提供し、緊急手術や計画的な手術を含む広範囲の手術を行います。

一方、内科は症状の管理と持続的なケアに重点を置き、患者の生活の質を改善するための薬物治療や生活習慣の指導を行います。

業務内容の違い

外科は手術を中心とした治療を、内科は診断や薬物治療を主体としています。外科医は手術によって直接的に病気を取り除くことが多く、内科医は病気の診断や管理、予防に注力します。

外科医は具体的な手術手技を駆使して患者の回復を目指し、内科医は慢性疾患の管理や全身状態の評価を行うことが一般的です。

当直(宿直)の違い

外科医は緊急手術のための当直が多く、内科医に比べて夜間勤務が多い傾向にあります。外科医は急患に対する迅速な対応が求められるため、頻繁に夜間や休日に呼び出されることがあります。

一方で内科医の当直は比較的少なく、緊急性が低い場合が多いですが、慢性疾患の患者の突発的な症状の変化に対応する必要があります。

年収の違い

外科の平均年収は1,370万円、内科の平均年収は1,240万円となっており、外科の方が内科に比べて高い傾向があります。

これは外科医の年収は手術の技術料が影響していると考えられます。

外科医は手術による直接的な治療を提供するため、高度な技術と専門性が求められ、それに伴い報酬も高くなることが一般的です。内科医の年収は比較的安定しており、専門性によって差はあるものの、外科医ほどの極端な差は少ないです。

外科医の種類別年収

外科医の種類によって年収には大きな違いがあり、専門性が高い分野ほど高年収となることが一般的です。

・小児外科:約1,220万円
・脳神経外科:約1,480万円
・消化器外科:約1,260万円
・泌尿器科外科:約1,070万円
・整形外科:約1,280万円

脳神経外科などの高度な専門性を要する分野では、特に高い報酬が設定されています。

これらの分野では、高度な技術と長年の経験が必要とされるため、それに見合った年収が設定されています。

外科医になるには

外科医になるためには、長年にわたる教育と訓練が必要です。医学部での基礎教育を経て、医師免許を取得後、さらに専門的な研修を受ける必要があります。外科医になることは多大な努力と献身が必要ですが、それによって患者の生命を救う重要な役割を果たすことができます。

外科医へのプロセス

外科医になるには6年制の医学部卒業後、2年間研修医としての基礎訓練を経て、外科専門医の認定を受ける必要があります。

外科医になるためのプロセスは厳格であり、専門医として認定されるためには、多くの試験と実績が求められます。

また、外科医になってからも更なる技術の向上が必要になるため、経験を積み重ねること、自ら知識を身につけていく事が重要です。

外科医のメリット

外科医のメリットは専門性が高く、直接的に患者の命を救うやりがいを感じることができる点です。

また、外科医としてのキャリアは多くの尊敬と職業的満足をもたらします。外科医は医療チームの中心的な役割を果たし、高度な医療技術を駆使して直接的な影響を患者に与えることができます。

そういった点から外科医の平均年収は医師の中でも高い水準にあります。

外科医のデメリット

外科医のデメリットは勤務時間が長く、精神的・肉体的な負担が大きいことです。また、手術に伴う高いストレスと責任が常に伴います。

外科医は緊急時に迅速な判断を求められることが多く、そのプレッシャーは他の職業にはない重圧です。

診療科目の選び方

診療科目の選び方は個々の興味や適性、将来のキャリアプランに基づくべきです。

外科医としての専門分野を選ぶ際には、自分の興味や、将来設計に合った分野を選ぶことが重要です。また、外科医になるのは容易ではなく、外科医になった後の労働環境的にワークライフバランスを保つのが難しいという点があります。

そのため、医者を志すきっかけなどを再度確認し、進む道を決めるというのも大切になってきます。

まとめ

この記事では外科の種類、外科医と内科の違い、外科医の年収やキャリアパスについて解説しました。

外科医になるためのプロセスやメリット、デメリットも紹介していますので、これから医療分野でのキャリアを考える際の参考にしてください。

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記事の監修者

顔写真

松村 康平

代表取締役

ベンチャー企業、スタートアップ企業に入社し、事業立ち上げからの収益化、
人事採用まで幅広く経験。2020年にスペーム株式会社を設立。
実体験に基づき、自分を成長させるのは失敗を恐れずチャレンジすることだと考えております。
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