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大学病院の医師の年収が安いのはなぜ?私立大学病院との違いや年収アップのコツを解説!

大学病院の医師の年収が安いのはなぜ?私立大学病院との違いや年収アップのコツを解説!

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「大学病院の医師の年収が他の病院より安いって本当?」
「なぜ大学病院の医者の年収は安いの?」
「大学病院の医者で年収アップするには…?」

医者は平均年収ランキング常連の職業ですが、病院の形態によって平均年収に差があります。

そこで本記事では、大学病院の医師の年収が安いと言われる理由や私立大学病院との年収の違いを解説します。年収アップのコツも説明しますので「既に大学病院の医者として働いてる」「これから大学病院の医者に転職したい」という人はぜひ参考にしてみてください。

【徹底比較】大学病院の医師の平均年収は本当に安い?

ブランクのある看護師の再就職は難しくありません。理由は以下の2つです。

  • 人手不足だから
  • 受け入れ体制が整ってきているから

厚生労働省が実施した調査では、看護師の職業別有効求人倍率は2.2倍という結果でした。この倍率の数字が大きければ、人手不足ということがわかり、多くの看護師を求めています。

再就職支援制度や無料セミナーなど看護師が復職するためのサポートが充実しているため、就職しやすい環境が整っているといえるでしょう。

こうした結果、看護師の需要は高まっているので、ブランクがあっても再就職は難しくありません。

大学病院の医師の平均年収はいくら?

独立行政法人労働政策研究・研修機構が実施した調査によると、大学病院で働く医者の平均年収は739万5,000円とされています。

また、年収金額は300〜1,500万円の範囲内がほとんどであることが分かります。

主たる勤務先の年収
300万円未満300〜500万円未満500〜700万円未満700〜1,000万円未満1000〜1,500万円未満1500〜2,000万円未満2,000万円以上
4.8%15.2%20.8%36.4%21.2%1.7%0.0%

参考:勤務医の就労実態と意識に関する調査(独立行政法人 労働政策研究・研修機構)

大学病院以外の医師の平均年収

では、大学病院の医者の年収は高いのでしょうか?

同じく独立行政法人労働政策研究・研修機構が実施した調査では、経営形態別の平均年収がまとめられているので見てみましょう。

経営形態平均年収
国立882万4,000円
公立1347万1,000円
公的1353万4,000円
社会保険関係団体1280万7,000円
医療法人1443万8,000円
個人1414万円
学校法人739万5,000円
その他の法人1406万4,000円

参考:勤務医の就労実態と意識に関する調査(独立行政法人 労働政策研究・研修機構)

上の表からは、大学病院(学校法人)の平均年収がもっとも低いことが分かります。

また、先ほど「主たる勤務先の年収」の表をもう一度ご覧いただくと、大学病院で年収2,000万円以上をもらっている医者が、調査の範囲内では存在しないことが分かります。

しかし、他の経営形態では割合の差があれど、2,000万円以上の年収をもらっている医者が存在します。このことからも、大学病院の医者は他の経営形態の医者に比べて年収が低いと言えるでしょう。

大学病院の医師の平均年収が安い3つの理由

ブランクがある看護師の常にある不安は、以下の2つです。

  1. 人件費の予算が少ない
  2. 予算に対して医師の数が多い
  3. 年功序列の風習が残っている

潜在看護師は上記の不安から、難しくないとされている看護師の再就職への道を選ばない可能性があります。

以下で詳細を解説します。

①人件費の予算が少ない

国公立病院や私立病院など、一般的な病院は診療による利益の追求を目的としています。つまり「営利目的」の側面があるということです。

一方で大学病院は研究・医師の育成を目的とした施設(医療機関)です。利益の追求を目的としていないことから、人件費の予算が低く設定されています。

人件費が少なければ、そこで働く医者やスタッフに給料として分配される金額も減るため、年収が低い傾向にあるというわけです。

②予算に対して医師の数が多い

人件費の予算が少ないにもかかわらず医者の数が多いことも、大学病院勤務の医者の平均年収が低い原因となっています。

大学病院は勤務する医師の数がとても多いです。医療介護情報局が提供している「全国の病院の常勤医師数ランキング」を見ても、上位40位までを大学病院(大学付属病院)が占めています。

参考:病院の常勤医師数ランキング(医療介護情報局)

予算と医者の数が見合っていないことから、医者1人ひとりの給料が安く、年収も低くなってしまうのです。

③年功序列の風習が残っている

他の病院に比べて年功序列の風潮が強いため、中堅医師の給料が低く抑えられていることも、年収が上がりにくい原因の1つです。

資格を取得したり、実績を上げたりしても大幅な昇給を狙うことは難しく、年収も上げにくいでしょう。

大学病院の医師の年収アップの5つのコツ

大学病院の医師が年収をアップさせるコツは以下の5つです。

①平均年収が高い診療科へ転科する
②教授や准教授などの役職を目指す
③過疎地域に転職する
④同じ病院でキャリアアップを目指す
⑤美容クリニックへ転職する

順番に解説しますので、自分に合った方法を見つけてください。

①平均年収が高い診療科へ転科する

医者の平均年収は診療科によって差があります。

2012年に独立行政法人労働政策研究・研修機構から公開されたデータによると、平均年収がもっとも高いのは脳神経外科、次いで産科・婦人科、外科…と続きます。

参考までに、平均年収の金額差も見てみましょう。もっとも年収が低い眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・皮膚科と、もっとも年収が高い脳神経外科を比較してみると、なんと約400万円の開きがあります。

参考:勤務医の就労実態と意識に関する調査(独立行政法人 労働政策研究・研修機構)

年収UPを目指す方は、今、自身が勤務している診療科を踏まえ、より平均年収が高い診療科への転科を検討してみてはいかがでしょうか?

②教授や准教授などの役職を目指す

年功序列の風潮が強い大学病院ですが、役職がつけば年収が上がることがあります。

長く同じ大学病院で働く意気込みでいるのなら、教授や准教授、講師などの役職を目指してみるのも年収を上げる方法の1つです。

役職は教授>准教授>講師の順に序列が高くなります。

③過疎地域に転職する

地方は都心に比べて医者の数が少なく需要があることから、平均年収も高く設定されているケースが多いです。

独身の方や単身赴任が可能な方、家族で引っ越しができる方などは、あえて過疎地域への転職・異動をすることで、年収UPが期待できます。

④同じ病院でキャリアアップを目指す

異動や転科を目指すのではなく、同じ病院で継続的に働くことも大切です。とくに大学病院は年功序列の風潮が強いため、勤続年数がある程度長い場合は、転職しないほうが年収アップにつながるケースもあります。以下の表は、医師の平均年収を勤続年数別にまとめたものです。(※)

主たる勤務先の勤務年数300万円未満300~500万円未満500~700万円未満700~1,000万円未満1,000~1,500万円未満1,500~2,000万円未満2,000万円以上平均年収
3年未満3.0%8.2%10.0%16.1%35.8%21.5%5.5%1,123万9,000円
3年以上5年未満3.3%4.9%7.5%13.6%35.0%26.8%8.9%1,233万6,000円
5年以上10年未満2.6%5.2%6.9%14.0%30.5%30.1%10.6%1,259万8,000円
10年以上15年未満1.8%2.3%3.3%14.9%28.3%34.1%15.4%1,397万2,000円
15年以上1.9%1.1%3.4%10.1%26.0%43.2%14.3%1,462万5,000円

勤続年数が3年未満の医師の平均年収が約1,123.9万円にとどまるのに対し、勤続年数が15年以上の医師の平均年収は約1,462.5万円です。職場環境に不満がない場合は、同じ病院でキャリアを継続することで年収アップにつながる場合があります。

⑤美容クリニックへ転職する

美容クリニックへの転職にはメディビューがおすすめ!

クリニックの転職をするならメディビューがおすすめです。メディビューとは、クリニックに特化した転職マッチングサービスで、医師の看護師などを対象にしています。

求職者は自分の情報や条件を登録することで、メディビューで条件に合う求人を紹介します。ブランクのある人でも「ブランク可」の求人に絞り込むことが可能です。

「効率よく探して、転職先を見つけたい」という人は、ぜひ利用してみてください。

まとめ

日本の看護師は足りていないため、ブランクがある看護師の再就職は難しくありません。しかし知識や技術面、育児の両立などの不安からなかなか一歩が踏み出せない状況です。

現代の日本では再就職支援セミナーや、潜在看護師向けの通信制講座、さらに「ナースセンター」など看護師に特化した環境が整っています。

これらを利用することで、ブランクがある看護師の不安や悩みを解消できるでしょう。

またクリニックや診療所、ブランク可の求人などもあるので、ブランクがある看護師でも働きやすく、サポート体制も整っている可能性もあります。

「再就職できるか不安」という人はぜひこの記事を参考にし、看護師へ再就職を目指しましょう。

記事の監修者

顔写真

松村 康平

代表取締役

ベンチャー企業、スタートアップ企業に入社し、事業立ち上げからの収益化、
人事採用まで幅広く経験。2020年にスペーム株式会社を設立。
実体験に基づき、自分を成長させるのは失敗を恐れずチャレンジすることだと考えております。
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